借金返済にはコツがある!返せない場合はどうなる?どうする?

2023.12.06
借金返済にはコツがある!返せない場合はどうなる?どうする?

借金返済にはコツがあります。「借金が返せない…」とならないためのも、ぜひチェックしておきたいところです。

借金滞納に陥る前に何らかの対策をとるのがベストですが、実際には難しいこともあるでしょう。

借金返済できないとどうなるのか、正しい知識を身につけておく必要があります。また、借金を返せなくなったら、借金を減らすことができることも知っておいてください。借金救済制度という国が借金に困っている人を救うための借金救済措置を利用すれば、借金を減らしたりゼロにできる可能性があります。

次のようなお悩みを抱えている方は、ぜひ当記事を参考にしてくださいね。

  • いつまでも借金を抱えているのが嫌だ…借金を早く返すコツはある?
  • 借金返済までの道のりはきつい?近道は?
  • 借金を自力で返すためのコツは?借金100万円を1年で返済したい

それでは詳しくご紹介します。

借金が返せない理由を分析しよう!

「借金が返せない…」というお悩みを抱えている方は、決して少なくありません。しかし「なぜ借金を返済できなくなってしまうのか?」という理由については、個々で大きな違いがあります。

まずは、自分の場合はなぜ借金を返済できないのか、理由を分析してみましょう。

  • 借金の総額が年収の3分の1を超えている
  • 病気やケガが原因で仕事ができなくなった
  • 収入が減少したために、これまでと同じペースでの返済が難しくなった
  • 毎月きちんと返済しているものの、元本が減っていない
  • 契約中のローンの利率が高い
  • 借金が日常化してしまっている
  • 借金を借金で返している
  • 収支バランスがおかしい(収入に対して支出が多い)

このような理由が考えられるでしょう。理由がわからなければ、適切な借金対策はできません。まずは借金を家計の状況をまとめ、冷静に分析してみてください。

借金返済のコツを知って適切な対処法を

消費者金融からお金を借りている場合の借金返済のコツは、以下の通りです。

  • 借金総額自体を減らす対策:月々の返済額を上げてできるだけ早く返す
  • 利息を減らす対策:金利の高いローンを優先的に返す
  • 利息を減らす対策:状況によっては金利の低いローンへの借り換えを検討する
消費者金融でお金を借りた場合の上限利息は、年利15.0%~20.0%です。住宅ローンやカーローンなど、目的がはっきりしているローンと比較すると、非常に高い金利と言えるでしょう。

借りている金額が多く、また返済までの期間が長くなればなるほど、利息負担は重くなります。だからこそ、なんとか早期完済を目指すのが、最大のコツです。

また複数のローンを契約しているなら、金利が高い順に優先的に返済していきましょう。繰り上げ返済する場合も、金利が高いものを選んでください。

完済までにまだまだ時間がかかる場合、少しでも金利が低いローンへと乗り換えるのもおすすめです。借金一本化で管理が楽になる「おまとめローン」等も、検討してみると良いでしょう。

返せない額になってしまっているなら、借金を減額したりチャラにできる債務整理の検討も!

借金で悩んでいる方の中には、「返済のコツを知っていてもどうにもならない…」という状況にまで、追い込まれているケースもあります。

借金総額が年収の1/3を超えている場合や、そもそも収入がなくて借金が返せない場合には、ぜひ債務整理についても検討してみてください。

債務整理には、

  • 任意整理(裁判所を通さずに直接債権者と交渉し和解すれば、将来利息をカットできる)
  • 個人再生(裁判所に再生計画案を提出し、認められれば元本を大幅にカットできる)
  • 自己破産(裁判所を通して借金をこれ以上返す能力がないと認められれば、借金をチャラにできる)

といった方法があります。どれも法律で認められた方法で、借金を整理したり減額したりできるでしょう。「返せないとどうなる?」といった不安からも解消されます。

債務整理にはそれぞれ異なる特徴があり、また自身の条件によって選択できる方法にも違いが出てきます。どの方法が良いのか悩んだときには、借金問題に強い弁護士や司法書士に相談してみてください。

借金滞納するとどうなる?その後の流れとリスク

「借金返済できない…」という状況に陥ったとき、そのまま借金滞納をしてしまう方も少なくありません。

返済日を無視して借金を放置すると、その後はどうなるのでしょうか。金融業者側は、以下の手順で回収しようとします。

  1. 返済遅延のお知らせ
  2. 督促状の送付
  3. ローン契約の強制解約
  4. 残債の一括返済要求
  5. 裁判所への申し立て
  6. 裁判所から裁判もしくは支払督促のお知らせ
  7. 強制執行の実行

金融業者からの連絡を無視し続ければ、手続きはどんどん進んでいきます。最初の「返済遅延のお知らせ」段階で支払っていれば、特に大きな問題はないでしょう。

最終的には、裁判所を通じて法的手続きが取られます。強制執行されれば、毎月の給与の一部が差し押さえられてしまいます。

金融業者側も、1ヶ月分の返済が難しい人に、一括返済が可能だとは思っていません。これは、その後の法的手続きを進めていくための準備段階です。

この段階までに問題を解決するのが理想ですが、一括返済を要求されても、交渉次第で分割返済が認められる可能性も。少しでも早く、借金を返せない場合の対処法をとる必要があるでしょう。

借金が返せないときの3つの対処法

では、借金が返せない場合には、どう対処するのが望ましいのでしょうか。3つの対処法をお伝えします。

  • 金融業者に相談する
  • 身近な人に相談する
  • 専門家に相談する

借金が返せないときに、問題を一人で抱え込むのはやめましょう。まずは誰かに相談するよう意識してみてください。

債務者が「なんとか返済したい」という誠意を見せれば、債権者側も比較的柔軟に対応してくれます。「今回だけ返済が厳しい」といった場合、金融業者に事前に相談するだけで、問題を解決できる可能性も高いでしょう。

身近な人に相談すれば、そちらでお金を借りられる可能性も。専門家に相談すれば、債務整理の可能性も探りつつ、法的に有効なアドバイスを受けられるはずです。

「借金が返せない…」となると、人生に絶望してしまう方もいるかもしれません。一人で抱え込まず、まず誰かに話すだけでも、心は軽くなりますよ。

借金が返せないときにやってはいけないことは?

反対に、以下のような行動は、絶対に避けてください。

  • 闇金からの借入
  • 別業者からの借入
  • 夜逃げ
  • ギャンブル
  • クレジットカードの不正利用

どれも借金問題を根本的に解決する方法ではありませんし、問題をさらに大きくしてしまう可能性があります。

クレジットカードの現金化は、不正利用に当たります。規約違反にあたるため、絶対にしないように注意してください。

借金返済できない…どうなる?不安解消のためにまず行動を!

借金が返せないときに、不安になるのは当たり前のこと。とはいえ、借金滞納を放置しなければ、解決するための方法はあります。

収支バランスや無駄がないかなど、家計の見直しをして自力返済を目指したり、専門家と共に債務整理の道を探ったりしましょう。どうするのかは、自分次第です。

借金滞納したからといって、すぐに差し押さえが実行されるわけではありません。まずは冷静に、今自分がすべきことを、判断してみてくださいね。